……ヴェルトラオム卿、僕は勝手に休ませてもらうぞ。
どうせ今回の独断で
近年不調の世界樹や魔物共に何か手を打つつもりであろう。
[結局、憤懣した表情で身を翻すも、協力自体は吝かでは無い。
尤もまた懐から菓子を取り出しカリリと噛み付く所、飲食禁止は聴いてないが]
魔物の増加傾向や、疫病、異常気象による変事の被害。
不安な巷では、『混沌』が復活しようとしてるなどと囁かれる始末。
勇者である、この僕に任せれば全部安泰だと安心してろ!
[危機感が足りているのかいないのか、この駄々漏れな自信が判定を迷わせるかも知れない。
ともあれ、大地の精霊を象徴する黄色のマントを引き連れて、大地の守護者は神殿の奥へと歩いていくのだった**]