[雪が踊り、悲しみを深く深く埋めていく。] 終わり、だね……。[カタリナの背に触れたままの手から伝わるぬくもりに縋りながら。 誰に聞かせるでもなくぽつり零す。 やがて、赤錆に染まった雪すらも新たな雪が覆い尽くした頃。 空を覆う厚い雲に僅かな切れ間が見え。 その向こう、綺羅星二つ。 銀嵐の終わりはもう*間もなくか*。]