…君の"絶望"した顔が見たいとは言ったけど、 僕は君を傷つけないとは――言ってないよ … !![ 右後ろを深くは確認せず、 最早完全に獣のものと化した腕を薙ぐ。 "彼女"に当たればよし、当たらなくとも、 後ろに下がらせるくらいの効果があればいい。 ] …君に僕の何がわかる―― !![ 一瞬前まで学者の居た場所を袈裟懸けに切り捨てる>>22 白刃の煌きを映す獣の瞳の色は今や完全に赤く変わっていた。* ]