―医務室―[そのまま座っているのも退屈だったので、ダーフィトは慣れた手つきで医務室の棚から痛み止めを取り出し、適当にティーカップを拝借して水を注いで薬ごと飲み干した。鈍い頭痛の原因は倒れた際にどこかにぶつけたか、寝不足の身体に不十分な眠りを与えたからか、それとも…?考えたところで答えなど出るはずもなく、] …あー…[椅子を壁へ寄っかけて呻き声じみた声を口から洩らした、時。医務室の静寂を破る通信の音>>19が確りと聞こえただろう。]