[そうして正面から視線>>22を受け止め、鋭い眼差しで射抜き返した]
分かった。それがてめえの覚悟なんだな。
何を言われても俺の意思は変わらねェ。邪魔するってんならお前も喰うだけだ。
[そうこうしている間にも、ディーターを襲った時の衝動は体の中で渦巻き続けていた。もうきっと理性を保っていられる時間はそう長くはない。それが薄々分かっているからこそ、突き放すように吐き捨てる]
……だが、それでも、お前が約束とやらを果たしてェって言うのなら。
[最後に刹那、困ったように笑い]
―――力づくでやってみせな。
[言い終えれば瞳が狂気に揺らめき赤く光った。みるみるうちに男が黒い獣の姿に変化していく。牙を向き、唸り声を挙げて目の前の人間と対峙するだろう**]