[唸る焔の音色、肌へひりひりと伝う熱。それらを傍へ感じながら処理場のその奥、牢の扉を開いて奥へと進み。其処で目にしたのは――…] ――…レト!![こんな場所で暢気に眠る者などいない、既に死んでいるのでは――… 咄嗟に彼の元へと走り、半身を抱えようと双眸は完全な真紅へ変化していた。]