―3日目・PM6:00・救護室―
――あ、ごめん。
[相手>>23が体勢を崩してベッドへ落ちるのを見れば、さして悪びれた様子もなく謝罪の言葉を口にして微笑んだ。
この魔法は解けた瞬間に力を入れなければ筋肉が弛緩することを忘れていた。
だが、それを先に思い出していたところで己は忠告はしなかっただろう。
こちらのからかいに必死に反論する様子を楽しげに見下ろす。
ふと、相手が僅かな沈黙の後に時折見せていた貴族らしからぬ態度を見せれば、彼の顎の下へと指を一本当ててしっかり上を向かせ]
へえ、君って"そういう意味"でのお付き合いには疎そうだったけど、そういう希望があるんだね?