[ひととおり診終えたホラーツが、小さく首を横に振る。連れて帰れる状態じゃない、という合図だ。それを見て溜息をつき、頷いた。] しばらくくここにいる。 邪魔はしないから。[ナネッテに向けてそう言い、薄く笑う。] ありがとう。[連れて来てくれたことと、彼の命を繋いでくれたことへの礼だった。*]