― 毒水だった沢 ―[ 向けられた笑みに>>7彼も軽く無傷な方の手を振って応じる、自ら切り裂いた左の腕は、漸く枝から離れていた ]...と、クリフ![ 力尽きた様子のクリフが、そのまま眠りに落ちそうなのを見て取ると、駆け寄って、辛うじてその身を受け止める。伸びかけていた爪がどうにか戻っていたのは幸いだった ]大丈夫か?[ 案じる声と共に覗き込む瞳はまだ虹彩を無くした暗紅色のままだったが* ]