ー現在・テオドールとー
[フラフラと腰をかけるテオドールに、ちょっと待っててくださいと厨房へ。
余った食材の中から、肉と玉ねぎを取り出し、肉をこねる。
ハンバーグを作っている最中、ふと目に入ったのは鍋に残ったスープ。これは栄養価が高く、早く元気になってもらえるかもしれない。
しかし。思い出されるのは、スープを前に苦しむゲオルグの姿。もしテオが人狼なら______ それでも。彼を人間だと信じて。]
あの、スープありますけどスープハンバーグにしますか?
[彼は肯定してくれただろうか。もししてくれたならば、焼いたハンバーグに温めたスープをかけて彼に出しただろう。]