― 外務長官執務室 ―[彼は外務長官のに相談をしようとその場所に出向いていた。国王様の葬儀に友好関係のある国にどこまで声をかけていいものか、思案していたからだ。外務長官執務室の近くに来ると、何やら騒がしい。彼は眉を顰めて声をかけた] どうなさいましたか?[よく見る人がガタガタ震えている。弟の王子様の手の者だ。そこには彼の心を許す友人が二人ーー物言わぬ姿でいただろうか*]