─ 『天聖の間』 ─[あの日明かした夢を全て叶えることは不可能になった、けれど一番に願ったことは男も女も関係ない事だった。こんな簡単なことにずっと気付けなかったのは、足掻くことも出来ず取り残された想いに目を塞がれていたからが大きくて。でも。右手の絆がその靄を取り除いてくれたから、ようやく一歩、前に進むことが出来たのだと微笑んでから]我は氷人族が長の子、氷女のユーリエ!全力を以て、お相手願います!![天命と絆を併せた右手を前に翳して、同じ絆石を持つその人へと戦いの宣を向けた**]