[給仕室。いつの時間だろうか、仮眠から目を覚ます。
周りを見ると、フランツとコンスタンツェはまだ寝ているようだったが、マレンマの姿はなかった。>>21
このままここに座っていても埒が空かないだろう。思うところもあり、広間の様子を見に行こうと考える。
もしベルガマスコがそこにいれば、報告をするなり、何か行動を起こすことも出来るだろうからだ。
いなければいないで、広間の暖房を利用したかった。地下の食料をストーブの近くにおいておけば食べられるようになるかも知れない。それもどこかで試しておきたい。
決めてしまえば行動は早い方が良い。静かに部屋を抜け出すと、広間へ向かった。]