人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


灰鋼色の竜 ディルドレ

ああ、洞窟を壊して、岩の下に埋もれられても困るだろう?

[>>23クックッと低い声で笑いながら、何でもない事のように竜も振る舞った。
だが洞窟の詳細な様子を耳にすると、考えるように沈黙して。]

ふむ。…タムリン。

[まだ傍に残っていた妖精を呼び、彼女に一端返しておいた布をローランドに渡す様に告げた。]

精霊達が織った、身を隠す事の出来るマントだ。
お前なら目くらましが使えるだろうから、不要かもしれないけれど。
術を使わずとも姿が消せるのは利点になるかもしれないね。
あんたに渡しておこう。いらなきゃ誰かにやりな。

それから、手をお出し。
上へ向けて。

[口を挟むより早く竜は告げるとその腕を伸ばし、ローランドの手に指一本、爪の先を置くようにして触れた。]

(24) 2014/09/18(Thu) 02:38:41

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