あぁうるさい、この馬鹿太郎が。[先に人の心配をトオルにされて、苛々そうな表情でトオルの気遣いを受ける気は無さそうだった>>11] 僕ならこの位の事など慣れている。 お前とは違うのだよ、お前とは。[ずくん、と毒素に触れた患部が熱く脈打つのに少し顔を顰めながらも。トオルの視線を感じれば、その場所を隠す様に、マントをぱさりと翻したのだ]