――って、俺に?[そんな答えに満足したのかどうかは知らないが、己にも装身具をと、口にするオズワルドに驚き目を見張る。なんだ、この無骨な天使は随分と心を開いているようじゃないか。実に愉快な事、この上ない。]それは――ありがたい、お前が俺のために生み出してくれる品なら……大事にしよう。[正直、魔避けの加護を刻んだ品など不要だが本心は隠し、あくまでも良き友人として笑みを返す。それがほんの少し前までの、日常だった。*]