― スラム街 ―
そうか。
[ お断り、というアイリの宣言に>>19男は低く笑う。喰うのは何も食料としてばかりではない、との意は口にはしなかった ]
なら、俺からは、離れておけ。お前は、美味そうだからな。腹の減った虎は、見境が無くなるものだ。
[ 忠告めいた言葉を再び口にして、大蚯蚓の体液に濡れた刀を、ぶんと一閃して腰に提げた鞘に納める。...と、ほぼ同時に、響き渡る声と、訪れる静寂>>#1 >>#2 ]
始まったな。
[ く、と笑って男は再び歩き出す、そこここに感じる獣の気配、その中に、男の退屈をまぎらすに足る相手が居る事を願いながら** ]