― 訓練場 ―
[ 訓練場に入ると既に各々が各々の訓練を開始している所だった。
同室のサシャの後ろ姿>>8もみたかもしれない。
と、突然後ろから声を掛けられた。
振り返りカスパル>>15を確認すると慌てて敬礼する。 ]
りょ、了解であります。
[ 分解と組み立ては好きな方である。
最初の方はあれこれ試行錯誤していたのが楽しかったし、慣れ始めた今では逆に他の事を考えなくていい時間として気が楽である。
しかし、それだけでは当然兵士としては許されないのであろう。
カスパルからは銃を手渡され試射するよう促される。
カスパルが見守ってるであろう中、正面から両手で構え的を狙うも、どうしても肩に力が入り過ぎてしまう。
乾いた音と共に放たれた弾丸はやはりと言うべきか的にかすりもしなかっただろう。 ]
も、申し訳ないであります!
[ 続けて撃ってみるが、たまに的にかする事はあっても的を撃ちぬくことはついぞなかっただろう。 ]