[素直に賞賛されるのに、何だか恥ずかしくなり、はぁ、と気の抜けた相槌を返した。]
[意図を承知で、揶揄交じりにオズワルドに地図を披露し同意を求める姿を見ると、それが揶揄であるか何かを考える前に、かっと頬が紅くなった。そもそも揶揄耐性が弱いのだ。]
[そもそもよくよくが、自分でも公正と断じれない理由で注視とし、それを引け目に思い、勝手にその補填をしようというのであるから、だからそれが受け入れられなかったとして、カークに全く非はない筈だ。何故からかうのか、は置いておいて。]
[だから頬が紅くなったのは怒りからでなく「恥ずかしかったから」だし、揶揄の視線が向けられるのに目が合うと、ぎゅ、と舌唇を噛み]
いざっていう時がない事を願っています。お気をつけて。
[押し出すように言い、オズワルドさんも何かありましたら、と声を掛けるのが漸くで、そのまま食堂から立ち去るのは単なる「まだまだだ」に見えただろう。消えてしまいたい。]**