この鉄仮面め! 召喚の呪くらい、この僕も既に感知してるわい!
勇者は こ の 僕 ひとりで十分だと云うのだ!
このフラクシヌスに生きる血脈の召集ばかりか
異界から勇者召喚まで行うのはどういうつもりだと聴いておる!
[バン!とまた胸板を叩いてみせた時、ぽろり、とクッキーの屑が零れ落ちた]
とにかく! 僕は異界の勇者なんか認めないからな!
既にこの僕を超える程の偉大な力を有しているというならばともかく!
特に、大地の勇者はもう間に合っておるのだ!
[どうやら、他の。異界から召喚された、特に大地の勇者を快く感じてない事は伝わろう。
元々、この人物も修行中の身ばかりか、魔物を一層する様な実力は生憎無い事も含めても。
さて、まず懸念するべき課題はきっと『協調性』である]