[>>10元々海岸までは多少と距離があるため、カナンの手を煩わせる訳にはいかぬと承諾は早い。]一足先に八幡まで運ばせましょう。鳴丸、良いな。[蛟や水夜よりは余力を残す精霊師が多いだろうと、眠るウルズを八幡にまで運ぶ事にする。鳴丸が承諾するように鳴いたのを見ると、男はウルズを乗せて空へと飛んだ。地を往くよりは揺れず、また運ぶ時間も少なく、さほど労せずに八幡へとたどり着いただろう。]