― 湖畔 ―
……ああ、うん。
あの子はよく食べるからねぇ。
[風に乗って帰ってきた予想>>16に、笑うような声を落とす。
ちなみに、神魔自身は特に食を必要とはしない。
文字通りの気や霞と呼ばれる類のものを吸収して己が存在に変換している……らしい。
だからと言って食べないわけではなく、香草の煙草などの嗜好品も嗜む。
童を眷属に迎えてからは、食べる機会が増えた……というのは余談としておいて。
戻ってきた童が感嘆の声を上げたり>>11、音に耳を抑えたり>>12するさまをどこか微笑ましく見守ったりしていたが]