……ヒットここはこれくらいでいいでありますか[ 暫く狙撃を繰り返しそろそろポイントを移動しようと立ち上がるも、ふと首筋に嫌な気配を感じとる。勘の赴くままに振りむけば、そこには小柄な少女がこちらへとライフルを向けているところであった。 ]――…あっ[ その容姿がサシャとダブり致命的な硬直を促す。終わりは唐突にやって来た。――…最後にカシムが聴いたのは「ぱんっ」と短く乾いた音であった。* ]