─2日目・AM10:00・第五訓練場─
う……、ぁ…?んは、へ…へへ、
[どれくらい時間が経っただろうか、正確な時間はわからないが多分半刻も経っていないだろう。そんな最中重く響くような声の主>>22が視界に影を落とした。
助けを乞うにも声は出ない、唇を必死に動かそうとするが漏れ出るのは変な笑い声だけだ]
っ、…!あ、んた……っふ、はは…
[視界の端に魔力を感じ相手が助けてくれるだろう、と淡い期待を抱くがその視界に映る顔が歪み誰だか認識できずにいた。
…だが、その人物に助けを乞わねば軍人になるどころか生死すらも危うい。完璧にはいうことを効かないが、何とか気合いで声の主へと必死に手を伸ばし助けを求めるように服の裾を軽く引いた]