─ 『天聖の間』 ─あの時望んだ、そのままの俺になることは出来なくなったけど。郷の皆を、皆が住む郷を、俺の──皆の。大事な人を、護れる俺にはなれたんだ、って。兄ちゃんに…貴方にちゃんと、見せなきゃいけなかったんだ。