…………。[見知った者の死。心構えはあれど、衝撃を受けていないわけではない。まして、ついさっき失われたのは幼い頃に時間を共にした者。苦しくない、なんて事は到底言えないけれど] ……でも。 個として嘆く事は……今は。[できない、と自身を戒める。かつては個としての感情に流された果てに、全てを喪った。けれど、感情を抑えても、失われる者は失われる] ……どっちが……いいんだろうね。[答えの得られぬ問いを一つ、投げた後。捧げるのは神父としての、弔いの祈り。*]