姫君...妖への対処は確かにユウレンのお家芸、ですが、水霊の言う『虚無』の『澱み』というのは...
[ シンシャは、光や太陽の気を持つ女王を代々担いでいる。アデルもその例外ではなく...そして、カムナ家は、その王家を支える霊的な位置をも担う家だ。
故に、表には出ない話を次期当主たる男も聞かされている。 ]
恐らく、姫君の持つ「光」と、相反するものではないかと思います。
[ それは、アデルの力が、澱みへの対抗手段になるかもしれない、と言うことでもあったが。逆に忌避され、狙われるかもしれないという危険も孕むという意味だった。 ]