─ 平原 ─
[話が整えば座っている要もないと、薙刀を手に持ち立ち上がり。
刃の保護のための革袋はもう使い物にならないからと、腰に巻いていた一枚布をせめての保護に巻き付けることにした。
自身の作業に意識を向けていたから、>>13同行することとなった彼がこちらの得物を見て落とした呟きには気付かず。
>>14こちらに呼びかけられた声に顔を上げたところで>>4吹いた風と>>5響いた声に、この後の指針を示されて]
…そうですよね。
同じ花を持つ者同士、相まみえただけで終わりとは。
[いかなくて当たり前か、と。
紡ごうとして、>>15イェンスが立ち上がったのを見て、咄嗟にその腕を掴み]