― 大広間 ―
[たどり着いた先で出迎えたのは、今までとは違ったやる気のない声。>>3
だが、まとう気配の鋭さは、気を緩めさせる事はない]
……『始原の秩序』……『秩序の王』?
[明かされた『主』の名を小さく繰り返す。
手にした剣が、りぃぃん、と小さく鳴った]
『混沌の闊歩する世界』って、戦いが続いてるから、って事かよ?
それ、ものすっげー大きなお世話なんだけど?
[好きでそんな事になってる訳じゃない、と。
そんな想いを込めて言い放つ。
蒼の双眸には、純粋な怒りのいろが、微か、浮かんでいた。**]