確かに発砲の音は聞こえた上、銃を持っていたのは彼だったね。
[ 黒髪の男によれば、先に襲い掛かったのは眼鏡の男で>>15
実際、銃を持っていたのは僕も見ていた。
様子を見ても明らかに興奮している>>13。
冷静に対処できる精神状態では無さそうか……と思った矢先。]
紅華軍広域特務部隊……?
なるほど、うん……ね……。
[ 礼式に基づいた名乗りを上げてくる辺り>>16、
幾分か冷静さを取り戻したのか。
釈明に関しては疑う理由も無いので一旦信じることにして、
もう一人の黒髪の男を見る。
今までの注視は眼鏡の乗客の方に向かっていた故、
じっくりともう一人の男の装いを見る機会は無かったが。
──もし男が金馬号乗員と一目で分かる衣装や紋章を
着用しているのならば、そのまま所属を問質すだろう。]*