[迅雷の一の閃は向こうの態勢を崩し、畳みかける二の閃を放つより先、距離が開けられる。
一呼吸の間、それを経て始まる応酬。
深く切り込まれる事はないが、決定打を与えるには至らぬ交差]
……はっ……生憎、これは俺の魂の一部なんでな。
どうしても欲しいというならっ!
[腕に集まる攻撃と邪気なき言葉>>4に低く返しつつ。
何の前触れもなく、叩き込むのは蹴りの一撃。
その反動を利用して後ろに下がる事で距離を開け、両手で構えた槍の穂先を下へと流して]
……俺を殺して、奪い取る以外にないと知れ!
[鋭い叫びと共に、斜め上へと向けて大きく振り抜く──大振りの一撃は、刃持ちて舞う戦士を捉えたか、否か。
確かめるより先──鐘の音が響き渡った。>>11]