人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 ドロシー

[ノックの音が聞こえる。
手記として綴られた数枚の紙を記録誌に挟んで顔をあげた。]

 どうぞ。

[促せば扉はゆっくりと開いただろうか。
カシムがそこに立っていれば、微笑みと共に入室を許可する。

名前を間違えていた件は
ドロシー本人よりも先にフィオンにより正されたようだった。

食堂でのんびりお茶を楽しんでいたところに
あちこち走り回ったのかへろへろになったカシムが現れて、
謝罪を口にできるようになるまで水を飲ませたりと大変だったが
それがかえって功を奏したのかもしれない。
あれ以来、接する際の緊張がいくらか緩和されたように思う。]

 何か記録をお探しかしら。
 それとも私と話しにきてくれたのかしら。

[半分冗談で口にして、今日は水ではなく紅茶を振舞おうか。
食堂ではないので紙コップでの提供になるけれど。*]

(23) 2017/02/09(Thu) 22:19:14

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