人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


亡国の将軍 ヨセフ

[それからと言うもの、長男の乗馬訓練は森へ出かけるという形で行われた。
最初こそ男も同行の上で、となっていたが、乗馬に慣れるにつれて、長男一人で森に向かうことも多くなった。
その度に長男は彼らと交流を深めていったらしい]

無理言って済まないね。
ロヴィンがどうしても君達に王都を案内したいと言って聞かないんだ。

[ある日、長男の願いで彼らを王都へと招き、男は自分の屋敷で持て成した。
長男に至っては、彼らに泊まって欲しいなど願ったほど。
当時まだ一人っ子であった長男にとって、彼らは兄妹のような存在となっていたらしい。
そして男もまた、彼らを我が子のように思っていた]

(23) 2017/01/29(Sun) 13:38:25

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