― クリーク砦 ―
[辺境伯との戦いの後、独立解放軍は短い休息を得る。
補給及び再編を経たのち、再び砦の前面に兵が並んだ。
正規兵のように規律正しくとはいかない。
緩やかにまとまっているだけの彼らだったが、意気は高かった。
ラモーラルの現状に不満を抱き、変えようと立ち上がり、
今まさに、変えつつある手ごたえを感じている仲間たち。
彼らの前に、ラモラール国の旗を背にして立つ。]
この旗を再び、都に立てに行く。
皆、行こう。
[短くも強い言葉に、武器を打ち鳴らす音が応える。
独立解放軍2000の戦士たちは、緩やかに南下を開始した。]