― 酒場 ―
[漂う芳ばしい香りに誘われるように>>17、酒場へと顔を出す。
酒場には昨夜見かけた男性が朝食を摂っているようだ。
一見すると、普通の光景のはず。
しかし、なんだか変わった口調をしているのに首を傾げる。
変わった口調は、今の自分もなのだが…。]
天使に祝福されし朝だな。
腹の虫が感知した蜜の香りに誘われてみたが、それ禁断の果実の如き。
(訳:おはようございます。
いい香りに誘われて来たんですが、美味しそうですね?)
[相変わらず、何を言っているのか自分でも理解出来なくなる。
きっと聞いてる相手は自分以上だろう。]