シメオンさん、大丈夫ですか?!
[足取りが安定していなかったシメオンさんと共に医務室へ向かう最中、曲がり角から現れた男性――ダーフィトさんとニアミス衝突寸前という事態が起こり、私もあっ、と声が漏れました。]
大丈夫ですか? ……あら、ダーフィトさん。
ダーフィトさんも大丈夫でしたか?
[あの邂逅>>0:340>>0:341後も、配属エリアは違えども仕事や伝達でダーフィトさんとお会いすることは幾度となくありました。
最初の方はマクワイア先輩と呼んでいたのですが、彼自身がその呼ばれ方を気に入らなかったのか。
名前呼びで良いと言われてからはそう呼ぶようになりました。初対面のせいで怖い印象があったのですが、今ではそう感じることもなくなっています。
軽く手を上げられれば私も同じような仕草をして返し、医務室へ向かう話をすれば、返って来た返事は彼らしいもので]