……あれは……。[人を乗せて近づいてくる蒼狼。色や感じる属は違うが、知っている存在によく似ているな、と思えた。一度は止まった思考が再び動き出し、そして]……あんた。西の森の女王、か?[到達した結論を、そのまま問いとして投げかける。紅い瞳にあるのは、微かな好奇の色。**]