[数瞬後、意識が戻れば。運転に文句をつける男>>9を振り返って、つねに増して不機嫌そうな形相と血塗れの頭部に息をのむ。が、生憎とびびるような繊細な神経は持ち合わせていない] おい、その怪我…! あんたよりよほど小柄な私が無事なんだから、 トールの操縦には問題ない……はずだ。 ま、まあ、かなりの衝撃だったが。[自分も意識を失いかけたり、ミリアムのお尻への危険>>17を、思い出せば。思わずトールをちらと見遣ってしまった目線を、慌てて逸らして]