[単身身軽、馬もなし、そういうことも幸いとしてか――、もともと育った深い緑の森を抜け、ようやっと門が見える丘に到達した時] う、そだろ……おい……。[門に集いし魔物の量。桁が文字通り違った。 そう、あれは星を数える単位が必要だ。たいていのことではおちゃらけるソマリアランも言葉を失く――] あれだけいたら春越えたら餓死出るな。 南無南無。[さなかった]