[ 両手に握りしめていた、罪の在処。 向かい合うことすらできずにいた、それが、 ヘルヘイムに溶けて、消えてゆく。][故郷はない、今足元にある、その場所だけ。だから、今まで歩いてきた道すべてにあった幸せを享受して、一つ残らず、零さずに。ヘルヘイムへと、落ちてゆこうと。最後の一秒一瞬まで、離さずに握りしめていた、砂。]>>4:329