なるほどなるほど…こーゆーデータが取れたか…
[とあるコンピュータールーム、一足先にVRの世界から抜け出した彼女はタブレットの端末を見ながらひとりごちる]
にしてもいくら動作に不安があるからって内部にまで送り込むかなー…普通。フラストレーションたまって仕方ないよ。結局よくわからないまま凍結されそうになるし…抜け出すのたるかったー…
まあちょっぴり恥ずかしかったし…これはボーナスもらいたいねー
[もうしばらくすれば『人間』と判定された人達は目覚めるはずだろう。そうすればここもすぐに賑やかになる]
さーて、私の事はなんて説明したものか…
[そう言いながら彼女は少し笑う。その笑みは仮想現実では見せなかった少し悪戯っぽい微笑みだった