シスター フリーデル

　　　


　　　オットーさんはハーブのことを教える代わりに、
　　　クッキーの相談に乗ってくださっていたの。
　
　　 だから……安らかに”眠れる”効果のある、
　　　カモミールと蜂蜜のクッキーを焼きましょう。



［カモミールには『苦難に耐える力』や
『友情』という花言葉があるから。
　”眠れる”ようにと考えた別の理由は告げずに。
　
　ジムゾンが、少し前に伝えてくれた>>5:236
　オットーの、村や親友を守るための我慢や>>5:238
『共に生きてきた』ふたりの思い出に>>5:237
　捧げるように、心を込めてクッキーを焼いた。］