人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


国軍技術開発部主任 マチス

― 装甲車 ―

[注視していた天使の軍勢が動き出す。
明らかにマチスの乗る装甲車を狙い、光の槍まで放って来た。
それに気付いた運転手が蛇行すれば、光の槍は地面を抉るに留まる]


────………?


[それに対し、マチスは僅かな違和感を抱く。
如何に距離があり、標的が動くものだとしても、放たれる光の槍はこれほど容易に避けられるものだっただろうか、と。
天使の軍勢は格上の天使の意思に沿う。
そう考えていたから、余計に不思議に思えた。
六翼の天使が浮かべる表情は、こちらをおちょくっているようには見えない。
これまでの行動を見ても、そんな性格ではないのは明らかだった。
意思が乱れているか、または別の何かに気を取られているのか。
どんな理由にせよ、攻撃が避けやすいのであれば、これは一種のチャンスであると考えた]

(22) 2017/11/10(Fri) 02:40:24

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