―Nルームへ向かう途中―
[Nルームへ向かう道中、カークの様子を窺えば、
肩口を抑える手のひらの隙間から歪な傷口が目に入る。
手当を、とは言ったものの、大分深い傷に見えた。]
…聴く?
[囁かれた言葉>>19の意味が分からずに聞き返したが、
今は悠長に話をしている場合ではないと、]
…そんなことより、お前だけでも無事で良かった。
二人とも瀕死になってたとしたら、
俺は自分を責めても責め足りなかっただろうよ。
[とだけ返して、Nルームへの道を急ぐ。
"聴く"という言葉の意味を考えることになるのは、少し先の話。*]