― 湖畔 ―
[弟子に薬を塗ってもらい、傷口は軽く縛る。]
ふむ、どうにもこうにもせっかちのようだね。
[ひらひらと舞う蝶々と桜の香りを運ぶ風>>17が痛みを和らげ活力を戻していくのは、おそらくそういう意図なのだろう。
重傷を負わせる気はないということなのか]
しかしこうして争いあうことに、何か仕掛けでも施されているのかな?
[明確な答えを求めているわけではない世間話のように傍らの弟子へと口にしつつ]
さて、他の競争者はおそらくあの社を目指すだろう。つまりおじさんたちはその手前で待っていれば探さなくても相手は来ると思うんだけど、どうかな?
[先ほどの主従を巻き込まないように距離をとりつつも、基本は待っていようか。とそんな提案をした*]