[どこかふわりとした物思いはほんの刹那の交差。一の矢は弾かれるものの、二の矢は確り、食らいつく。それを見届け、狙い定める三の矢──それを阻むが如く投放られる、鎌。>>20]……ふにっ![鋭い切っ先に、反射的に翼を動かし後ろへと下がる。ぎりぎり、避ける事はできたものの、淡い色の髪が一部断ち切れて、風に散った]