―― 巡れ ――[命を告げれば蒼い光がマリエッタを包み込む。弱く、今にも消えそうな光ではあったけれど。視線の先、少年が向けた短剣がつけたわずかな傷も治って消えていく。>>3:345安堵こそすれ、心は晴れない。傷つけた、という事実が消えるわけではないから。やがて光は儚く消え、少年はその場にへたりこんだ]