― 湖畔 ―[湖の畔にいた二人もこちらに気づいた用だ。立ち上がった彼らの足下が不自然に揺れている。警戒のそぶりは見せず、無理なく声が届くところまで近づく。もっとも、制止の声か行動があれば、そこで立ち止まるだろう。] 寛いでいるところを失礼する。 そなたたちは、神魔の試しを受けているものだろうか。 私はクレステッド・シリア・コレーロ・リュゲナー。 神魔の助力を求めるものだ。 彼はヴィンセント。私の臣下をしてくれている。[(何事も無ければ下馬し)名乗りと共に軽く一礼する。**]