人狼物語−薔薇の下国

329 絶海島奇譚


准尉 ゾフィヤ

[扉を開ける、と床に横たわるユーリエの顔に掛けられた布を見、身体を強張らせる。容態が良くないとは思っていた、が、朝まで保たないとまでは思っていなかったのだ。]

中尉殿、これは…

[死因はやはり、昨晩の傷であるのか。2泊で2名の死者。]

…公知は如何いたしましょうか。

[判断に口を出すは僭越、しかしユーリエの状態は既に昨晩、民間人の何人もが目にしている。口さがない彼らの事だ、もう知れ渡っていると考えておかしくない。傷害からの死が理由であるなら、敢えて伏せると返って邪推を呼ぶにしかならないかと。]

(22) 2015/04/26(Sun) 11:40:22

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