[ ルートヴィヒが覗き込んでも、ちゃんと不可思議なものが見えたらしい。彼は驚くだけではなく、すぐに仮説を立てて隣の伝声管も確認している。やはり安定の扶翼である。] ん、俺か ? [ 問いかけがこちらに飛んできた。] おまえとまた、別の国へ行ってみたいと願いはしたが──